オンライン会議を乗り切るコツ
英語のオンライン会議では、表情、姿勢、ボディランゲージといった非言語情報が十分に活用できないので、意見や気持ちを伝えたり、画面越しに相手との心理的距離を縮めたりしていくのは対面より難しいという声をよく耳にします。
その対策としてすぐに実践できることは何でしょうか。それは、ミーティング開始前の時間を有効利用することです。接続して開始時刻をジッと待つのはもったいない!すぐにカメラをオン、ミュートをオフにして参加者と軽く話をしてみてはどうでしょう。雑談は意思疎通の潤滑油。他愛のない話が、オンライン会議の硬い雰囲気を和らげることにもつながります。
How are things on your end?
Are you up to anything this weekend?
Anything interesting happening in Tokyo?
Anyone watched any interesting movie?
勇気を出して、こうした質問を自分から投げかけてみましょう。逆に質問されたときは、ワンセンテンスで終わらせずに二言三言添えるよう、予め考えておくことです。備えあれば憂いなし!
柴田真一先生
神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部特任教授、キャリア教育センター長、特任教授
NHKラジオ『ビジネス英語』講師
みずほフィナンシャルグループ、目白大学教授・英米語学科長を経て現職。上智大学外国語学部卒。ロンドン大学大学院経営学修士(MBA)。国際ビジネスコミュニケーション学会(JBCA)広報委員。
銀行員としてのロンドン15年、ドイツ5年の海外勤務経験を活かし、大学では、ビジネス英語、グローバルキャリアに関わる授業を担当。著書に「入門ビジネス英語シンプルフレーズで相手を動かす!初めてのビジネス英会話』、『入門ビジネス英語 10億人に通じる! やさしいビジネス英会話』(NHK出版)、『英会話 仕事がうまくいくキーワード100』(青春文庫)などがある。